職について

私は今年の3月、印刷の会社に準社員みたいな形で入社した。その会社に行くことが決まったから、大学の時から卒業後も住んでいた佐賀を離れ埼玉に越してきた。が、そこで働き始めて1週間強で退職を決意、2週間経った所で退職の意向を上司に伝え、4月末で退職してしまった。

気持ちが良いほど決断力""のみ""があり、そのほか(例:計画性など)がなーんにも無いせいで、実家から遠い上なんのゆかりも無い土地に会社秒辞め無職が爆誕してしまった。

 

会社の人には勤務最後の日に「なんの行く宛てもないの!?」とめちゃくちゃ驚かれた。

社内のシステムは発展途上で、気にしすぎる私にはとことん合ってなかったが、刺青だったり派手髪だったりの人達がまともなこと言ったり真面目に毎日早く来て遅くまで働いてる様子は結構好きだった。

 

この時点で血眼になって職を探し、コンビニバイトでもなんでも生活できるレベルの金銭を稼げる職にとりあえず就けば良いのだが、大学をメンタル面で卒業できていないせいで、「絶対に気ままに暮らすぞ」という意思が、「死なないぞ」を遥に上回っている。だから求人を見ていても、かなり選り好みをして全然就活をしていなかった。

やりたくないことをあまりにもやりたくなさすぎるのだ。

 

印刷の会社を辞めてすぐ、高校の後輩(親切)が気にかけてくれて児童クラブのバイトを紹介してくれた。現在はそこで週3働いて、貯金が減るのを幾分か緩やかにしている。

 

貯金は私の母が大学の学費のために貯めておいてくれたお金だ。大学は、学校の学費免除や国の給付奨学金を使ったため随分出費を抑えて卒業できたらしい。国マジありがとうな。

しかしその貯金もこのペースでいくと10月までもつかどうかというところである。結構やばい。

 

あと、ここで正社員として就職して、毎月暮らせる程度のお金を貰えてしまったら、なんか満足しちゃいそうで怖いというのもある。

私は心の根底で、「一生組織で社員として働くなんて絶対に嫌」と思ってしまっている。正社員就職は、私にとってお金を稼ぐ方法の一つでしかない。でも多分暮らせるだけのお金を貰って保証があって地位が上がっていくと、私はそこで満足して、本当は何かになりたかったはずなのにちょっとずつそれが見えなくなっちゃいそうで怖い。

一方で、バイトを週5で入れて切り詰めて暮らしてもお金は貯まらないだろうし、ずーっと暮らすためにバイトし続けて、社会保障とか、地位とか安定とかもないまま40とかになるの怖!とも思う。

 

うだうだほざいたが、結局「なんか」になりたいの「なんか」が何も決まってないのが問題で、それが決まるまでお金貯めるのも兼ねて正社員になろうというのが今向いている方角である。

「やりたくないことをやらなくて良くて、暮らせるレベルの額稼げる正社員求人」が全然なくて困っています。

 

ちなみにこれと全く同じ思考を大学3年の就活期から卒業後1年までの計3年弱やった末、最初に書いた印刷の会社に入って2ヶ月で辞めました!

ホラー!ほん怖!